オーバーレイ表示機能を使用した測定対象物への位置合わせ|株式会社 ティー・イー・エム

TECHNICAL INFORMATION

技術情報

2020.05.13

色彩輝度測定機

オーバーレイ表示機能を使用した測定対象物への位置合わせ

Westboro Photonics社製ソフトウェアPhotometricaのプレビューウィンドウには、測定データにオーバーレイ表示をするオプションがあります。このオーバーレイ表示は、連続して測定をする際の位置合わせに便利です。

オーバーレイ表示の手順について、以下に紹介します。

1. 測定対象物の画像を取得またはロードします
2. Annotationウィンドウが表示されていない場合は、オンにします
 (Window→Toolboxes→Annotation Toolboxにチェックを入れる)
②オーバーレイ表示機能を使用した測定対象物への位置合わせ01
3. Annotationツールバーを使用して描画します
 ウィンドウ内で必要に応じて描画ができます。
 オーバーレイ表示は保存ができ、測定データには影響しません。

・オーバーレイ表示機能を使用していない測定データ
②オーバーレイ表示機能を使用した測定対象物への位置合わせ02

・オーバーレイ表示機能を使用した測定データ
②オーバーレイ表示機能を使用した測定対象物への位置合わせ03

4. Workspaceウィンドウ内のAppearance Settings Windowを開き、Show measurementのチェックを外すと、測定データを非表示にできます。

・Show measurementのチェックボックスがオフになっている
②オーバーレイ表示機能を使用した測定対象物への位置合わせ04

・測定ウィンドウにオーバーレイのみが表示されます
②オーバーレイ表示機能を使用した測定対象物への位置合わせ05

5. PNGの保存方法
 表示データを.png画像として保存します。メインメニューのFile →Export graphicより保存が可能です。

・名前を付けて保存する
②オーバーレイ表示機能を使用した測定対象物への位置合わせ06

6. Appearance Settings Windowのチェックボックスを使用して、測定データの表示を元に戻せます。
②オーバーレイ表示機能を使用した測定対象物への位置合わせ07

測定対象を動かしながら連続して測定/評価をする際、測定時の位置合わせは非常に重要になります。
Photometricaのオーバーレイ機能を活用することで、位置ズレなどの確認が簡単にできます。

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