顕微鏡用途向け USB3.0/USB2.0/Firewire 産業用カメラ|産業用カメラ 2次元カメラ

産業用カメラ(2次元カメラ)

顕微鏡用途向け USB3.0/USB2.0/Firewire 産業用カメラ

Pixelink®, a Navitar Co.

PixeLINK社製の顕微鏡カメラは、解像度1.3Mから15Mまでのセンサーラインアップがあります。3種類(USB3.0/USB2.0/Firewire)のインターフェースがあり、研究開発においてアプリケーションに沿ったカメラをご選択いただけます。目視に近い、高品質な画像を得られると定評があります。

製品リスト

アプリケーション例

■ 微分干渉観察
■ 位相差観察
■ PCB&半導体検査
■ 病理学
■ 細胞検査
■ 生物組織学
■ 表面観察
■ 岩石学

ソフトウェア

■ µScope ESSENTIAL software(KIT) ・・・ 予算を抑えた生産性のあるツール
■ µScope STANDARD software(SE) ・・・ 生産性があり、顕微鏡用の専門性の高いツール
■ µScope PROFESSIONAL software(Pro) ・・・ より高度な要求にもお応えできるようなツール。フォーカス時のz軸表示、シェーディング、反射除去機能等を標準装備

ソフトウェアの機能

■ Live Measurement and Overlay Setting
ライブビュー画像上に十字線や格子表示を表示し、中心の抽出や点数カウントを行い、それらを測定することが可能です。格子表示には、キャリブレーションデータが含まれています。キャリブレーションマーカー(スケールバー)も、ライブビューに配置することが可能です。また、マーカー(スケールバー)は、取得画像に自動的に表示をさせておくことも可能です。任意の標準ファイル形式の画像を選択して、ライブプレビュー画像の上に表示することができます。

■ Calibration(Auto, Manual)
全ての測定は、正確なキャリブレーションを行うことが不可欠です。AutoもしくはSemi-Auto機能をご使用いただくと、自動的にピクセル毎にキャリブレーション計算ができます。ただし、キャリブレーションスケール用のユニットとスケールマーク間の距離のみを設定いただく必要がございます。この機能により、測定精度や反復測定の結果が大幅に改善されます。マニュアルキャリブレーションはドロップダウンメニューから操作可能なため簡単に追加および保存されます。すべてのキャリブレーションはファイル保存することができ、後で保存されたファイルを開くだけでキャリブレーション内容を取得できます。キャリブレーション内容はパスワードオプションで保護することができます。 予期していない変更によって、万が一キャリブレーション内容が変更されてしまってもカメラ機能内で保護しておくことができます。
スケールバーは、各画像に追加することができます。色、サイズ、テキストのスケールバーのプロパティは、画像の背景に合わせて容易に最適化するのができます。

■ Time Lapse Capture and Movie File Production & Import into Power Point
ソフトウェアにはTIFF、BMPとJPGファイルに対応するタイムラプスキャプチャ機能があります。タイムラプチャには、yyyy/mm/dd/hour/minute/secondを記録させる機能も付いております。AVI、MPG、MPEG、MOVフォーマットにて録画していただくことが可能です。

■ Export Into Excel - with one mouse click
ワンクリックで比較画像を表示させることが可能です。計測、キャリブレーション、オーバーレイ、測定データ、統計値、チャートを行う際にご使用いただけます。

■ Manual Measurement Tools : Including Various Perpendicular Distance
長さ、面積、角度を測定できるツールをご用意しております。物体の輪郭を自動で検出することができるので、容易に測定ができます。また、このソフトウェアには、3点指定の円スケッチ機能、N点指定の円スケッチ機能、平行線での距離計測、垂直線での距離計測、物体の距離計測も含まれております。加えて、ズームウィンドウでは対象物の中心を正確に測定することが可能です。一度測定された測定結果サンプルは、エクセルファイルに簡単に表示させる・移行させることができます。PixeLINK µScopeをご使用いただければ、測定値やデータを1クリックで操作可能です。

■ Line Profiling
シングル、マルチプル、パラレル、ポリラインコマンドは、画像の特定のセンサーラインのグレイ/赤/緑/青の色値を表示させることができます。ラインのピクセル毎の色値をエクセルファイルに表示・移行させることができます。

■ Image Processing
以下のパラメータの調整が可能です。
輝度値(マニュアル)、コントラスト、ガンマ、ブラックレベル除去、ヒストグラム、クローン、トリミング、ROI、サイズ調整、回転、分割、画像フォーマットの変更、グレースケール、RGB設定、HSB、YUV疑似カラー、レンジの増強、チャンネル毎の8bitもしくは16bitフィルター調整

■ Manual Measurement
以下のパラメータの調整が可能です。
以下の測定が可能です。
カウント機能、直線、半円、Nポイント、長方形、多角形、多項行、2点からの線引き(接合)、軌跡、平行線、垂直線、2線からの垂直線、2つの線からの角度、距離、垂直距離

■ Annotation
以下のパラメータの調整が可能です。
線、矢印、多項行、接合、長方形、楕円、テキスト

Image Editing
取り消し、やり直し、コピー、貼り付け、新しく貼り付け、削除、全て削除、注釈、イメージフォーマット

■ Region of Interest(優れた加減算機能を持つROI)
長方形、任意の四角形、円、任意の楕円、ポリライン、スプラインなど、魔法の杖のようなROIは、他の画像でも使用できるよう保存することができます。保存したROIは、他の画像でも全く同じ位置に設定することが可能です。

■ View and Zoom Image
マニュアルでの拡大/縮小、ユーザー定義、ウィンドウのサイズに合わせる、正確なエッジ検出のためにウィンドウ内で1600%のズーム、開いている画像の全てを表示するための大きなコンテキストウィンドウの使用が可能です。

■ Image Editing
元に戻す、やり直し、コピー、貼り付け、貼り付け新規作成、削除、全て削除、注釈付け、画像情報の確認といいたことが可能です。

■ Save Options & Supported Image File Formats
テキストファイルフォーマット、画像と測定データを合わせた独自の.imgファイル、今後の編集やデータ収集のためのフォーマットでの保存が可能です。jpg、jpeg、tif、tiff、bmp、gif、pcx、tga、mpg、mpeg、avi、mov、img、rpt、txtなどに対応しております。

■ Window View
水平分割、垂直分割、カスケード、水平タイル、垂直タイル、アレンジアイコン、ダイナミックユーザーインターフェイス(UI)、クラシック、モダンでの表示が可能です。

■ Time Lapse Sequence Control
静止画を次に進める、前に戻す、動画ファイル(mpg、avi、mov)を作成する、シーケンスファイルから単一画像を切り出すことが可能です。

■ Z-Axis Extended Focus Imaging (EFI), with displacement compensation for stereo Microscopes
曲線状や異なる高さを持ったサンプルは、大きく拡大するような条件下では焦点を合わせることが難しいです。また、実体顕微鏡は、構造上、傾いた状態で画像を撮影します。そのため、正しくフォーカスを合わせようとZ軸方向へ顕微鏡を移動させると、それぞれの画像が想定していた位置から外れてしまうことがございます。変位補正機能では、これらの画像を自動でも手動でも並べ替えることができます。ソフトウェアは、様々なレベルの焦点で順次取得された画像のスタックを結合し、それらを単一の合焦画像に結合することができます。また、結合した痕跡を残さないようにすることもできます。

■ 3D Visualization(複雑な構造をはっきりと見る)
任意の画像から3次元画像を作成することができます。3D表示は、画像の輝度値に基づいており、通常のフレーム画像またはワイヤフレーム画像として表示することができます。Z軸の情報は、3D効果を最適化するように簡単に調整できます。画像を3Dでよりよく視覚化するために、X-Y-Z軸上で360度の回転ができるようになっております。3D画像はJPEG、TIFまたはBMP形式で保存できます。

■ Image Stitching(「大きな画像」のモザイクを作成する)
弊社のソフトウェアでは、一般的に倍率の拡大に伴う視野の縮小を最小限に抑えるために、連続で撮影された画像の自動および手動で結合することができます。結合された画像は、明るさ対して結合の跡を残さないよう自動で補正されます。

■ Live Image Comparison(迅速な検査とサイズの確認を行う)
QA検査や迅速なOK/NG検査向けに、ライブプレビュー画像の上に参考画像が投影されるため、保存した画像を使用する必要はございません。

■ Combine Image Planes(蛍光イメージング)
擬似カラーのモノクロ画像を単一のRGB画像に合成します。

■ Auto Trace
自動エッジ検出アルゴリズムを使用して、弊社のソフトウェアは、閉じた対象物の周りを自動追跡測定することが可能です。こちらの機能使用することで、複雑な形の対象物を測定する際の精度を大幅に向上させ、また、測定の時間を削減することができます。

■ Shading Correction
低倍率で撮影した画像のエッジ部分には、背景に影があることが多いですが、シェーディング補正機能で取り除くことができます。しかし、元の画像の色は同じままです。標準となる画像は、スライドガラス上の空いたスペース、もしくは、冶金標本の焦点が合っていないところから取得されます。このような画像を使用して、撮影された他の画像全ての背景の影を補正いたします。

■ Report Generator
レポートの作成や画像、データ、およびその他のOLEオブジェクトの挿入を行うことが可能です。

■ Perfect Focus Enhancement
µScope Professionalは、明るさや標本の状態に関係なく、焦点補正の完璧な機能を実装しております。

■ Live Focus Enhancement(焦点深度のライブ拡張)
ライブフォーカス強化(焦点深度のライブ拡張)により、ユーザーは画像を取得することなく、ライブプレビューウィンドウ上でフォーカスの強化(焦点深度の拡張)を行うことができます。そのため、ライブウィンドウ上でフォーカスの強化をしながら、様々なターゲット位置にステージを動かすことができます。ライブ測定も同じプレビューウィンドウ上で行うことができます。

■ Reflected Light Subtraction
µScope Professionalは、反射の強いサンプルを撮影した際にサチュレーションを取り除いて、むらのない鮮明な画像を作成します。

サクセスストーリー例

Pixelink社のカメラは、NASAのOrion宇宙船プロジェクトにも使用されています。

2018年3月15日、マシンビジョン及び顕微鏡検査で使用される工業用カメラメーカーPixelinkは、 Deep Space Systems社と共同で有人飛行およびロボット調査宇宙船の設計のために、NASAに技術を提供することを発表しました。NASA Orion宇宙船プロジェクトにおいて、Pixelink社のカメラ技術は、熱シールド検査や打上げ、および再突入時といった重要なイベントでの画像撮影を行います。

Deep Space Systems社の代表取締役兼CEOのStephen Bailey氏は、「Pixelink社のカメラは地球と月を撮像して、地球と月軌道の間での宇宙船の位置と速度を、自身で計算することを可能にします。これは、地上との通信喪失した場合に備えて、地球に戻るための進入飛行経路角度を調整する場合にとても重要です。」とコメントしています。

Pixelink社長のPaul Saunders氏は、次のようにコメントしています。「この契約を取れたことは、私たちがまさに高品質で耐久性のある製品提供に取り組んでいることの証拠です。Orionプロジェクトに貢献し、信頼できるアプリケーションソリューションをDeep Space Systems社と一緒にNASAに提供できることを誇りに思っております。」 

Deep Space Systems社では、Pixelinkカメラを再パッケージ化・さらに堅牢化し、各ユニットが振動、温度変動、放射線、真空圧などといった宇宙環境下に耐性があるかをテストします。 

原文はこちら

Pixelink®, a Navitar Co.

PixeLINK社は、主にマシンビジョンや科学分野で使用される産業用カメラの製造・販売をしております。固定焦点の産業用カメラはもちろん、焦点位置をソフト側からすばやく切り替えることができるリキッドレンズ対応のオートフォーカスカメラのラインアップもございます。また、小ロットから、カメラ及びソフトのカスタムにも対応しております。

関連製品