フリッカー・輝度測定機 Asteria

加工・計測・分析(スポット色彩輝度測定機)

フリッカー・輝度測定機 Asteria

Admesy B.V.

Asteriaは、輝度や照度を非常に高速に測定することができる光度計です。最大サンプルレート186,567サンプル/秒と桁外れに速いです。Asteriaを使用することで、ディスプレイや照明のフリッカーや応答時間の測定も高精度に、しかも簡単に測定できてしまいます。フリッカー測定では、Contrast Min/Max RMS、JEITA、VESAなどのディスプレイ用規格からフリッカー・パーセンテージやフリッカーインデックス、IEEE1789規格など照明向けの規格でも測定値を出力できます。絶対輝度値は、CIE1931輝度関数に準拠しています。
対応OSは、Windows10、OS X、Linuxです。他の機器への組み込みが容易にできるように、汎用度の高いプログラム言語には一通り対応しております。
(Labview, Labwindows, Visual Studio C++/C#/VB) 、VISA対応のその他言語

製品カタログPDF

主な特徴

■絶対輝度(CIE1931輝度関数)
■高いサンプルレート(186,567サンプル/秒)と
 大容量メモリー内蔵で高/低周波を同時測定
■フリッカー測定規格
・コントラスト Min/Max, RMS
・JEITA
・VESA
・フリッカーパーセンテージ(IES)
・フリッカーインデックス(IES)
・IEEE1789
■Windows、OS X、Linuxに対応
■主要なプログラミング言語(LabVIEW、Labwindows、Visual Studio C++/C#/VB)とVISAに対応するその他の言語に対応
■インラインアプリケーションのトリガ入力/出力対応可能
■USBTMC準拠/RS232対応
■低価格で高いパフォーマンス

米国エネルギー省(DOE)も採用

米国エネルギー省(DOE)は、エネルギーの安全性と経済性に関する提言をしており、照明アプリケーションとして特にSSL(Solid-State-Lighting)の研究に積極的に取り組んでいます。DOEでは、ラボで太平洋岸北西部国立研究所(PNNL)の照明計測研究所でAsteria(アステリア)を採用しており、2016年と2018年の論文でフリッカー測定に関する小型測定機の基準として、言及されています。

2016年2月の記事: フリッカー測定の特徴付け

2018年11月の記事: フリッカー測定、携帯型測定機

Characterizing Photometric Flicker with handheld meters | Admesy

上記から2つの論文(英文)を紹介しているAdmesy社のウェブページを閲覧できます。

仕様

1 正弦波での計算によります。

2 すべての測定は、信号ノイズ比が十分なハロゲンランプで20回、値は2σに基づいています。照度の値は極力最大限の性能に基づいていますが、測定速度はAdmesyが決定したもので、Admesyによれば許容範囲内の信号ノイズ比を使用しています。サンプル速度は、測定されたサンプルにも依存します。サンプルがPWMを使用している場合は時間を要しますので、低めの定格値を使用してください。詳細な測定データはご要望に応じてご提供致します。

分光感度特性

図1 Asteria光度計の分光感度

Admesy B.V.

Admesy社は、オランダで2006年に設立された、ディスプレイ・照明・その他、反射性/透過性の光・色の測定機メーカーです。光度計、色彩輝度計、分光放射計、2次元イメージング色彩輝度計を手掛けています。Admesy社の測定機は、測定用途が明確であり、その分、筐体が小型、リーズナブルに構成されています。また、測定精度や測定スピードに定評があり、実験室などの開発部門での評価作業や製造ラインでのフル稼働測定にも多くの実績を持っています。生産は全てオランダで行っており、技術は本国だけでなく韓国にも事務所を置いてアジア地域をサポートしています。

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