防塵・防水規格の産業用カメラケース

産業用カメラ(カメラアクセサリー・サービス)

カメラエンクロージャー

autoVimation GmbH

産業用カメラとレンズのサイズや使用する環境といったご条件から、エンクロージャーをお選びいただけます。エンクロージャーの規格は、防塵・防水(IP65/67)をはじめ水中での使用できる規格のIP68、高温・高水圧への耐性があるIP69Kなどがございます。

【主な特徴】
■ 防塵・防水規格(IP65/66/67)
■ 水中での使用(IP68)
■ 高温・高水圧への耐性(IP69K)
■ ヒートシンク機能
■ 多彩なケース及び固定冶具

製品カタログPDF

ヒート特許技術取得カメラマウントプレート

ヒート特許取得済カメラマウントプレートは、柔軟で防振性のあるアセンブリを保証します。良好な熱伝導は、受動的ヒートシンクとして機能します。
産業用カメラの仕様上の本体温度は約50℃程度です。放熱対策を行っていないカメラ場合、周囲温度が30℃程度に達すると、カメラの仕様上の限界温度に達しますが、エンクロージャーを使用した場合は、周囲温度45℃程度まででしたらカメラの仕様上の温度内に保つことができます。

柔軟な取付け・防振&取付け開発コストの削減

防水防塵までの規格を求めていないユーザーにとってはカメラエンクロージャーを使用するメリットを感じられないかと思います。autoVimation社では、そのようなユーザー向けに上図左にあるようなマウンティングブロックもご用意しております。これにより、防水防塵までの規格を求めていないユーザーでもカメラの固定防振対策のために、マウンティングキットをご使用になれます。
また、マウンティングブロックにカメラを固定する際、ヒート特許技術取得のカメラマウントプレートを使用することになりますので、放熱対策にも繋がります。
産業用カメラでの撮影に照明機具を使用されているユーザーも多いかと思います。
autoVimation社では、カメラと照明を固定できる構成のご提案も可能です。照明を固定できる治具というのは、市場でも少なくご自作されているユーザーも多いですので、ぜひ開発時間・コストの削減という観点からでも、ご利用されてはいかがでしょうか。

水中撮影用防水カメラケース

「NAUTILUS」には照明は付属しておりませんが、レンズに固定できるような照明を用いることで、光が届きにくい暗い環境下の水中でも辺りを照らすことができます。

3次元計測アプリケーション

3D計測を行うために、レーザー三角測量という手法がございます。レーザー三角測量では、2Dカメラとレーザー光源を使用し、撮影範囲の空間にレーザーで線を投影します。
このようなアプリケーションに対しても、2Dカメラとレーザー光源の位置を固定するために、autoVimatin社製のエンクロージャーが役立ちます。
レーザーとエンクロージャーは、プロファイルに対して回転角度で垂直に取り付けることができ、光軸が同じ平面にあることが保証されています(上図右)。

波長に合わせて選択できるFRONT WINDOW

過酷な場所でカメラを使用する場合やサーマルカメラを使用する場合、特別な材質のウィンドウの使用が必要になるケースがあります。
autoVimation社では、このようなケースにも備え特別な材質のウィンドウもご用意しております。

各ウィンドウの特徴
・Germanium と Saphire:サーマルイメージ用
・BK7:高透過率でかつ堅牢
・IR mirror:高温の環境下での輻射熱対策
・アクリル:耐薬性

上記以外の材質でご要望がございましたら、お問い合わせください。
また、M72サイズのフィルターであれば、Orcaのウィンドウ面に取り付けることができます。

水冷&ヒートシステム

産業カメラは周囲温度45℃程度以上で使用する場合、冷却手段を考慮する必要があります。
autoVimation社製の水冷システムでは、エンクロージャーに水冷モジュールを取り付ける構成となっており、それを介して冷却ユニットに接続されます。

水冷ユニットは、エンクロージャーから最大20m以内の適度な周囲温度の場所に設置することが必要になります。この構成により、周囲温度-50℃から最高200℃の環境下で動作させることができます。水冷ユニットでは、カメラの温度を常時監視し、カメラを保護するためにアラームを出すこともできます。

寒い環境下でカメラを使用する場合は、エンクロージャーに加熱プレートを取り付けます。周囲の温度に応じて、加熱プレートは常に設定温度まで加熱され、-50℃までは内部のカメラ温度を0℃以上に保つことができます。
加熱プレートは、エンクロージャーよりサイズが大きいため、加熱分布を均一にでき、カメラハウジング内が結露するのを防ぎます。
※冷却・加熱の効果は、アプリケーションやパラメーター値によって変化します。

汚れる環境向けのソリューション

autoVimation社では、汚れる環境でカメラシステムを使用できるようにするために、ウィンドシャッターとウィンドカーテン・エアノズルを提供しています。
ウィンドシャッターは、画像取得をしていないときにフロントウィンドウを密閉し、ウィンドウに汚れがつくことを防ぎます。ウィンドカーテンとエアノズルは、ウィンドウに付いた埃や水分を飛ばします。

■ ウィンドカーテンのデモ
 

アプリケーション例

autoVimation GmbH

autoVimation社は、あらゆる環境でマシンビジョンカメラを使用することを可能とするエンクロージャー(外付け筐体)のメーカーです。同社の強みは、防塵・防水への対応に対応したエンクロージャーの提供、エンクロージャーに特許技術のヒートシンク機能を持たせていること、多彩な固定冶具と組み合わせることが可能ということが挙げられます。